クレジットカードの危険性
クレジットカードは便利なものですが使い方を間違えると返済額が膨れ上がり、最悪、自己破産と言うケースもありえます。以下では、実際に多くの利用者が陥りやすい危険性のある使い方と、それに繋がりやすい性格的な傾向を、詳しく解説します。
危険性のあるクレジットカードの使い方
1. 最低返済額のみを毎月支払い続ける
クレジットカードの多くは、利用残高に対して最低返済額(通常は利用額の5%程度)を設定しています。この最低額だけを支払うと、元金の減りが極めて遅くなり、残高に高い金利(年率15%前後)が日々加算されます。結果として、数年で返済総額が元金の2倍以上になるケースが実際に発生しています。
2. リボ払いを頻繁に選択する
リボ払いは毎月の支払いを一定額に抑えられる便利な機能ですが、手数料率が年率15%前後と高く、長期化すると利息負担が急激に増大します。特に、複数の買い物をリボにまとめて利用する場合、返済計画が曖昧になりやすく、残高が雪だるま式に膨らむ典型的な危険パターンです。
3. キャッシング(現金借入)機能を使う
コンビニATMなどでカードから現金を引き出すキャッシングは、即時利用できる一方で、ATM手数料に加え金利が年率18%程度と極めて高く設定されています。短期間の資金需要でも利息がすぐに積み重なり、ショッピング利用より返済が困難になるケースが少なくありません。
4. 返済能力を超えた金額でショッピングをする
給与や収入に見合わない高額商品をカードで購入し、「後でまとめて返せばいい」と考える利用法です。利用限度額いっぱいまで使ってしまうと、次の月の返済が圧迫され、結果として新たなカードで補填する「自転車操業」に陥りやすいです。
5. 複数のクレジットカードを同時に乱用する
1枚のカードの限度額が近づくと別のカードを使う、という行為を繰り返すと、全体の利用残高を把握しにくくなります。返済日が分散している場合も管理が複雑化し、遅延が発生して遅延損害金(年率20%程度)が加算されるリスクが高まります。
危険を招きやすい性格的な傾向
1. 衝動的な購買行動を取る傾向
店頭やネット通販で「今欲しい」という欲求に即座に応じてカードを使う性格です。この傾向があると、事前の予算確認を怠りがちになり、利用額が収入を上回る状態を繰り返しやすく、返済計画が立てにくくなります。
2. 将来の見通しを楽観的に捉える傾向
「今月は厳しいけど来月にはボーナスが入るから大丈夫」と考える性格です。この楽観視により、利息の累積や長期的な負担を十分に計算せず利用を続けてしまい、結果として返済額が予想を大幅に超える事態を招きます。
3. 借金に対する実感が薄い傾向
クレジットカードを「手元のお金と同じ感覚」で扱ってしまう性格です。実際には後払いの借金であることを意識しにくいため、利用限度額を「使えるお金」と錯覚し、限度額いっぱいまでの利用を繰り返す危険性があります。
4. 全体の収支管理を苦手とする傾向
家計簿や支出の記録を面倒に感じ、カード利用明細を定期的に確認しない性格です。この傾向があると、利用残高の増加に気づくのが遅れ、問題が深刻化してから対処するケースが多く見られます。
これらの使い方や性格的な傾向に該当する場合は、早めに利用明細を確認し、返済計画を立て直すことが重要です。クレジットカードは正しく使えば便利なツールですが、ルールを守らないと大きなリスクを伴います。
