au PAY カードは、auフィナンシャルサービスが発行するクレジットカードで、Pontaポイントを効率的に貯めたい方やau関連サービスを利用する方に特におすすめです。年会費が実質無料で高還元率を誇り、auユーザー以外でも利用可能な点が魅力です。以下に、au PAY カードの特徴やメリット・デメリット、申し込み条件などを詳しく紹介します。
au PAY カードの基本情報
概要
au PAY カードは、auが提供するクレジットカードで、以前は「au WALLET クレジットカード」という名称でした。2020年5月に現在の名称に変更され、auユーザー以外でも申し込みが可能になりました。ポイント還元率が1.0%と高く、Pontaポイントを貯めやすい設計が特徴です。
年会費
au PAY カードの年会費は永年無料です。ただし、au、povo、UQ mobileの契約がない場合かつ1年間カード利用がない場合は、年会費1,375円(税込)がかかりますが、年に1回でも利用すれば無料になります。
国際ブランド
選択可能な国際ブランドはVISAとMastercardの2種類です。どちらも国内外の多くの加盟店で利用でき、Mastercardを選ぶとau PAYチャージやApple Payでの利用が可能です(VisaはApple Payのオンラインショッピングに非対応)。
ポイント還元率
通常のショッピングで100円(税込)ごとに1Pontaポイントが貯まり、還元率は1.0%です。au PAY マーケットやポイントアップ店ではさらに高い還元率(最大16%)が適用される場合があります。また、au PAYと連携することで還元率が最大1.5%にアップします。
au PAY カードのメリット
Pontaポイントが貯まりやすい
au PAY カードは、Pontaポイントを効率的に貯められる点が最大の魅力です。日常の買い物で100円ごとに1ポイント、au PAY マーケットや提携店(例:紀伊國屋書店)では追加ポイントが加算されます。Ponta提携店でPontaカード提示とau PAY カード決済を組み合わせると、ポイントの二重取りが可能です。
au関連サービスとの連携
au、povo、UQ mobileの携帯料金やauひかりの支払いにau PAY カードを利用すると、毎月の利用料金に応じたポイント還元や割引が受けられます。特にau PAY ゴールドカードでは、携帯電話利用料の最大10%がポイント還元されます。また、auじぶん銀行と連携すると普通預金の金利が最大0.2%アップします。
年会費無料で手軽
auユーザーでなくても、年に1回の利用で年会費が無料になるため、維持コストが低いです。ETCカードや家族カード(1枚目)も年会費無料で発行可能です。
保険・補償の充実
au PAY カードには、購入日から90日以内の商品の破損・火災・盗難を年間100万円まで補償する「お買物あんしん保険」が付帯(自己負担額3,000円)。また、カードの紛失・盗難時の不正利用補償(連絡日から90日前までさかのぼって補償)も用意されており、安心して利用できます。
即時利用サービス
申し込み後、最短2分で審査が完了し、カードが届く前に「auかんたん決済 au PAY カード支払い」で最大3万円まで利用可能です。これにより、すぐにショッピングやチャージに使えます。
au PAY カードのデメリット
電子マネー対応の制限
au PAY カードは、au PAY、Apple Pay、楽天ペイに対応していますが、QUICPay以外の電子マネー(例:Suica、nanaco)へのチャージはポイント対象外または非対応です。特にモバイルSuicaを利用する方には不便な点があります。
VisaブランドのApple Pay制限
Visaブランドのau PAY カードは、Apple Payでのオンラインショッピングやアプリ内決済に対応していません。Mastercardを選ぶ方が汎用性が高いです。
家族カードの2枚目以降のコスト
家族カードは1枚目が無料ですが、2枚目以降は1枚あたり年会費2,200円(税込)がかかります。家族で複数枚発行する場合はコストを考慮する必要があります。
ポイント加算の遅れ
ポイントアップ店での追加ポイントは、通常の1%還元とは別に最大2ヶ月遅れて加算されるため、即時性に欠ける場合があります。
au PAY カードとau PAY ゴールドカードの違い
年会費と対象者
au PAY ゴールドカードの年会費は11,000円(税込)で、申し込みは20歳以上に限定されます。一方、au PAY カードは18歳以上(高校生除く)で申し込み可能です。
ポイント還元
ゴールドカードは、auやUQ mobileの携帯電話利用料で最大10%のポイント還元、au PAY残高へのオートチャージで最大5%還元など、au PAY カードよりも高い還元率を提供します。新規入会特典も最大20,000Pontaポイントと手厚いです。
付帯サービス
ゴールドカードには、国内・海外旅行傷害保険(最高5,000万円)や国内主要空港ラウンジの無料利用、Reluxでの宿泊割引(初回1万円オフ、2回目以降10%オフ)など、プレミアムな特典が付帯します。au PAY カードにはこれらの特典はありません。
申し込み条件と審査
申し込み条件
個人で利用のau IDを保有していること(法人契約は不可)
満18歳以上(高校生除く)
本人または配偶者に定期収入があること
パートやアルバイトでも定期収入があれば申し込み可能で、審査基準は比較的やさしいとされています。
審査にかかる時間
審査は最短2分で完了し、カードは約2週間で届きます。即時利用サービスを活用すれば、審査完了後すぐに利用開始可能です。
au PAY カードの活用方法
ポイントの貯め方
au PAY マーケットの利用:最大16%のポイント還元を受けられるキャンペーンを活用。
ポイントアップ店:提携店(例:ローソン、紀伊國屋書店)でカード利用+Pontaカード提示でポイント二重取り。
au関連サービスの支払い:携帯料金やauひかりの支払いでポイントを効率的に貯める。
auカブコム証券:投資信託の積立で0.5%のポイント還元。
ポイントの使い道
貯まったPontaポイントは、1ポイント=1円相当として以下のように利用可能です:
au PAY カードの請求額への充当
au PAY残高へのチャージ
au PAY マーケットやPonta提携店でのショッピング
JALマイルへの交換やポイントでの株購入
キャンペーン活用
新規入会キャンペーンでは、条件達成で最大5,000Pontaポイント(ゴールドカードは最大20,000ポイント)がプレゼントされます。条件には、au PAY カードアプリへのログイン、対象サービスの利用料金支払い、ショッピング3回以上の利用などがあります。
au PAY カードとau PAY プリペイドカードの違い
カードの種類と支払い方式
au PAY カード:後払い方式のクレジットカード。100円ごとに1Pontaポイントが貯まる。
au PAY プリペイドカード:事前にチャージする前払い方式。200円ごとに1Pontaポイント。発行手数料600円(バーチャルカードは無料)。
利用シーン
au PAY カードは一般的なクレジットカードとして幅広く使え、公共料金やネットショッピングに適しています。一方、au PAY プリペイドカードは使いすぎ防止や学生向けに適しており、Mastercard加盟店で利用可能です。
おすすめの利用者
au PAY カードが向いている人
au、povo、UQ mobile、auひかりを利用している方
Pontaポイントを効率的に貯めたい方
年会費無料で高還元率のクレジットカードを探している方
審査が比較的やさしいカードを希望する方
au PAY ゴールドカードが向いている人
au関連サービスのヘビーユーザーで高還元を重視する方
旅行保険や空港ラウンジなどのプレミアム特典を求める方
まとめ
au PAY カードは、年会費無料で1.0%の高還元率、Pontaポイントの貯めやすさ、au関連サービスとの連携が強みです。auユーザー以外でも利用可能で、審査が比較的やさしく、即時利用サービスもあるため、初めてクレジットカードを作る方にもおすすめです。一方で、電子マネーの対応制限やVisaブランドのApple Pay利用不可などのデメリットもあるため、自身の利用シーンに合うか確認が必要です。au PAY ゴールドカードは、より高い還元率と特典を求める方に適しています。ポイントを効率的に貯めたい方やauサービスを活用する方は、ぜひ検討してみてください。